再び閉鎖病棟へpart7(鬱気味風俗嬢Mの今夜も眠れない)
たまに
アルコール中毒の男性は
見舞いにきて
お菓子をくれたり
お小遣いをくれたりした
それから
普段はYahooチャットで知り合った
21歳の時から仲の良い東京在住の女の子と
LINEのやり取りをしていた
すると
用事があると言うことで
大阪の病院にお見舞いに
来てもらえるようになった
毎日その日が楽しみすぎた
彼女とは
21歳のときに
オフ会をして
22歳のときも
大阪に来てくれて
オフ会をした
以来だった
毎日指折りその日を待ちわびて
やっと
その日になって
時間になるまで
待っていた
そして
その女の子はだいぶ時間に遅れてやってきた
夜まで忙しくて
電車で寝てしまい
乗り過ごしたんだそう
お土産にシュークリームを
買ってきてくれた
ベアーズパパのシュークリーム
私の大好きなやつだ
それにジュースもつけてくれた
美味しく食べて
たくさんの話しをした
もう風俗嬢もできない
どうして仕事をさがしていいのか
わからない
そんな状態でいること
その女の子に
彼氏ができたこと
仕事の大変さなど
いっぱい話をした
病室のベッドで話しをしていたので
途中ふたりでベッドで昼寝までしてしまった
楽しい時間は
あっという間で
面会時間が終わりにちかづいたので
元気になってね
そう言って
友達は帰っていった